そろばん学習は、子どもたちの計算力・暗算力を飛躍的に伸ばし、学力低下が大きな問題となっている近年、たいへんな注目を集めています。みなさんも、テレビ等で、「暗算名人」の子どもたちの素晴らしい暗算力をご覧になったことがあるでしょう。当教室でも、数々のオリジナル教材を作成・使用しながら、「暗算力の育成」に力を注いで指導しています。抜群の計算力・暗算力は、子どもたちにとって、一生の財産となることは間違いありません。
それだけでなく、日々の授業に真剣に取り組みながら、暗算力・計算力が身についていく過程で、子どもたちにはさらに様々な力が培われています。
そろばん学習をはじめとする、いわゆる「おけいこごと」と、塾や学習教室で教わる勉強との最大の違いは、「身につける」ことの実感ではないかと、私は考えています。頭で教わり理解するのではなく、自分の身体全体を使って知識や技術を習得し、「身につける」こと。身体全体で覚えたことは、単なる知識ではなく自らの血肉となり、身につける過程での努力や伸びていく実感こそが、計算力・暗算力だけに限らない、子どもの能力をさらに高めることにつながります。
そろばんで、「集中力」や「忍耐力」が身につくといわれますが、これはまさに、「おけいこごと」ならでは、「そろばん学習」ならではの効果といえるでしょう。もちろん、他のおけいこごとやスポーツなどでも身につくことですが、私自身、そろばんの先生として、子どもたちには、そろばんを通じてこのような経験をして欲しいと思っています。
特にそろばんには、「級・段」という進級システムがあり、スモールステップで自分の伸びていく過程が目に見えて実感できるので、常に意欲を持って取り組むことができます。
計算力を伸ばすことで、学校の算数にも生かせて、子どもの、「数」に対する自信につながることも、そろばん学習の大きな効果だといえるでしょう。
当教室では、こういったそろばんの魅力を全ての生徒に身につけてもらい、子どもたちの様々な力を伸ばすことを目標に、精一杯指導しています。
子どもたちには、そろばん学習を通して「これまでできなかったことができるようになる」経験を、どんどん積んで欲しいと思います。失敗の経験もどんどんして欲しい。「できない」ことのつらさ悔しさを味わった上で、さらに自分を伸ばし、失敗を乗り越えて欲しい。それによって、「できた!」という体験が、子どもたちの自信につながります。
日々の練習から離れた部分では、「勉めて強いる」と書く「勉強」のための教室でなく、「おけいこごと」であるそろばん教室として、子どもたちが楽しめるイベントもおこなっています。年数回のお楽しみ会や遠足、その他のイベントに楽しんで参加することは、これからの練習への意欲にもつながります。授業自体も、楽しく取り組めること(これは決して遊び気分で取り組むという意味ではありません)が、重要だと考えています。嫌々やっても、力はつきません。楽しんで積極的に取り組めば、自分でも驚くほどに伸びることができます。
抜群の暗算力・計算力も養われるうえ、現代の情報化社会に必須である処理能力が身につく。そして、練習の過程で、子どもが成長し生きていく上で必要な様々な力が養われる。
こんな「そろばん」学習は、最高の習い事であると信じています。