学習内容

「わかる」こと。「できる」こと平成16年9月

「先生ーっ! わかってる、わかってるぅ!」。授業の中で時々聞く声です。新しい級の練習に入って、一通り計算方法を学習して、自分では全部わかっているつもりでも、いざ時間を計ってやってみると、「あれれれ、間違いだらけや」という経験はありませんか。そろばんだけではありません。学校のテストでも、「わかってたんだけど、まちがっちゃったぁー」ということはよくあるでしょう。
「わかった」と思うと、ついつい「できる」ようになった気がしますが、「わかる」から「できる」までには、大きな開きがあるのです。「わかった」からと思って、本当にできるようになるためのトレーニングをおろそかにしてしまい、結果として身につかないで終わることは少なくありません。
そろばん学習は、必ず「できる」ところまで、繰り返し繰り返し練習し、しっかりと身につけます。そうしないと、次のステップに進めないからです。
このような、「できる」という本当の力を身につけるという習慣は、そろばん学習に限らず、どんなことに対しても役立つはずです。

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