学習内容

正確な暗算力を身につけよう平成16年11月

そろばんを学習して、一番身につけと欲しい力に「珠算式暗算」があります。フラッシュ暗算などでもおなじみですが、頭の中でそろばんの珠を操作して、瞬時に計算するという珠算独自の暗算方法です。一般に、「暗算」と言えば、「頭の中で計算すること」をいいますが、そろばんで「暗算」と言うと、この「珠算式暗算」を指します。
確実な暗算力をつけるために、読上算やパソコンでのフラッシュ暗算など、様々な練習を取り入れていますが、最も基本になるのは、テキスト及びプリントによる日々の練習の積み重ねです。
当教室では、出来るだけスムーズに、正確な暗算力を身につけられるよう、暗算教材には教室オリジナルの物を作成して、使用しています。
以前から使用してきた基本暗算テキスト「あんざんステップ1~3」に加え、この夏にはプリント教材「暗算トレーナー6級~1級」が完成しました。「暗算トレーナー」は、近年、暗算検定が改訂されたことによって、検定問題(特に見取暗算)のレベルが簡単になったため、より高度な暗算力をつけるために作成したものです。級別にはなっていますが、現行の暗算検定より難易度はかなり高い教材です。最初「暗算トレーナー」を作ったときは、「難しいのでは?」と懸念したのですが、3ヶ月ほど使用した現在、生徒たちは予想以上に暗算の力をつけてくれています。

先に書いたように「珠算式暗算」とは「頭の中でそろばんを操作」して行う暗算です。まずはそろばんの操作が、きちんと身についていないといけません。ですから、上記の教材を使って珠算式暗算を導入する時期は、そろばんの運珠・算法の基礎が出来てからとなります。

どんなことでもそうですが、暗算の練習でも、個人によって得手不得手はあります。しかし、決められた練習内容にしっかり取り組むことによって、今まで苦手だった物が、だんだんと出来るようになっていきます。はじめから、「私は暗算苦手やねん」と決めつけないで練習を進めていけば、最初は難しくても、どんどん伸びていきますので、がんばって下さいね。

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