学習内容

子どもの伸びるとき平成19年6月

毎日毎日一生懸命取り組んでいるはずなのに、ちっとも伸びていかないように見えることがあります。そろばんの練習でも、日々がんばっているのに、ある一定のところで足踏みしてしまって、先に進んでいかないということがあります。
たくさんの子どもたちを見てきた上で断言できるのですが、子どもの伸び方というのは、「常に一定して右上がり」ということは絶対に有り得ません。「一見足踏みしているように見える時期」というのが、どの子でも必ずあります。この「足踏みの時期」は、これから一段と伸びるための「力を蓄える時期」です。この時期を越えると、今まで苦労したのが嘘のように急激に伸びていきます。いわゆる「壁を乗り越えた」という状態です。
 ただ、この壁を乗り越えるには、力を蓄えるための地道な努力が必要ですし、気持ちの上でもモチベーションを保つことが難しく、壁を前にして練習への意欲が萎えてしまうことも、時には見られます。
この「壁」は、誰であっても、どんなことであっても、必ずつき当たること。そして、努力を続けていけば、いつか「壁」を突破して自分の力が一回り大きくなること。
このことを念頭に置いて、どんな時も精一杯の練習をして欲しいと思います。

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